飲茶大国

香港の人の休日の朝。
親戚一同がお気に入りの飲茶レストランで集合し大勢で飲茶を食べます。

朝7時ごろから始まる「朝飲茶」は、お昼の飲茶と同じメニューが、なんと半額ほどの値段で食べられるとのことで
早い時間にも関わらずおいしいレストランはいつも賑わっています。

最初は、香港の飲茶はワゴンで運んでくると思っていたのですが
ほとんど卓上においてあるメニュー表にほしい数だけ記入して店員さんに渡します。
ワゴンで運んでくるのは汁麺とか焼きそばや豆腐花というデザートぐらいでほとんどが注文形式。

また朝飲茶はやっているところとやってないところがあり、
朝や昼に飲茶を出す店も、夜はほとんど飲茶のメニューはありません。

私も漢方クリニックで働いていた毎週土曜日、
その日は決まってドクターやスタッフが同じビルに入っているおいしい飲茶へ行くのが恒例になっていて
それに一緒について行って、自分が頼んだことのないような
メニューを食べられるのをいつもとても楽しみにしていました。

日本人同士で行くと、ハーガウと呼ばれる蝦餃子や焼売、春巻き、
焼きそばや叉焼包(チャーシューパオ)など、ガイドブックに乗っていて
見たことのある無難なメニューを注文することが多いのですが
ローカルの方が注文するものといえば・・・内臓系や豚足の甘酢煮込みや・・・いったいそれ材料は何?
聞いても分からなければえーい、食べてしまえ〜と毎回好奇心とチャレンジの連続でした!

ここで食べた珍(?)メニューが後々大好物になったものもあり
やっぱり食の奥深さは現地の人に教わるのが一番だとつくづく思いました。