漢方薬について

正式には中薬といいます。
天然もの、または栽培された植物の根や茎、葉や種子、樹皮、果実などが主に使われますが
動物や昆虫、鉱物や貝類などもあります。
それを乾燥させたり炒ったり蒸したりして加熱処理し、効能を増強させたり毒性を消したりして薬用に変えてから使用します。

中薬は単独で処方されることはめったにありません。
中薬をいくつか組み合わせてお互いの良いところがさらに発揮できるよう、
または症状を改善するのに一番力を出してほしい中薬を王様にして一番多く入れ、
王様の力が存分に発揮できるような生薬をしもべのように補助的に加えたりします。

中薬には組み合わせに法則があり、正しく組み合わせるとより効能が倍増したり、
相手の悪い面を相殺するパワーを持つ反面、
組み合わせを間違えると激しい副作用を引き起こすなど恐ろしいものもあります。

中薬の優秀な組み合わせには「葛根湯」「小柴胡湯」「八味地黄丸」などと命名され、
これらの方剤は3世紀ごろから現在まで代表処方として沢山の人々に飲まれてきました。

元来の、何種類かの生薬を煎じて煮出した汁を飲む方法ももちろん現役ですが
最近ではもっと手軽に、濃縮中薬の粉末をお湯に溶かすだけで飲める手軽なものが主流となってきています。