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アジアの中でも特に韓国料理は、中国の食文化同様
"健康を維持するために食べる"という
「補養補薬」の考え方が深く浸透しています。

東アジアの中でも最も野菜と山菜を摂取するといわれる韓国人の食事は
季節ごとの旬の素材を活かしたメニューが本当に豊富で感心するばかり。

また、韓国も中国から中医学の影響を受け
これが後に「韓医学」として発展し、
韓国でもこれをベースに食文化が形成され
国を守る王のための不老長寿と子孫繁栄のために
さまざまな健康食が研究されていきました。

おどろいたのは韓国でも中国古来の世界観、
「陰陽五行学説」が食文化に浸透していたこと。
「五」の数字を大切にし、五味五色を基本とする考えから、
甘、辛、塩辛い、酸っぱい、苦い、の「五味」を中心に味を考え、
盛り付けには、赤、緑、黄、白、黒の「五色」が
すべて入るよう彩りに気を配ります。

「韓医」で処方される韓方食材を使ったおかずやスープはもちろんのこと
朝鮮人参茶やなつめ茶、しょうが茶といった伝統茶や、
干し柿や梨のシロップ煮、餅菓子などのお菓子に至るまで、
健康を意識した材料を使ったメニューが普段の食卓にたびたび登場します。


もう一つの大きな特徴は「薬念(ヤンニョム)」です。

ごま油やしょうゆ、みそなどの調味料、
唐辛子などの香辛料、
ねぎ、にんにく、しょうがなどの香味野菜をあわせたものを
「薬念(ヤンニョム)」といいます。

これは韓国では日本の「タレ」のような感覚で、
様々な配合であらかじめあわせておいた薬念を料理の味付けに用います。
複数の材料を使うことで、栄養を補完し、料理の薬効を高めます。

このように、普段から食材の栄養や薬効を熟知し、
それを普段の食生活に取り入れる。
韓国料理にも古くから薬食同源の食文化が根付いています。


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