香港は中国広東省からの移民が多く、
広東料理の多種多様なスープを中心とした
食生活を受け継いでいます。
毎日の献立にスープは必ず一品に加わり、そのスープの具は
その日の天気や家族の体調に合わせて街市(香港の市場で
最適な食材を調達し、大きなお鍋をつかって
コトコト2-3時間煮込んで毎日丁寧に作られます。
家庭のみならず街のいたるところのレストランのメニューにも
スープは必ず一品として加わり、お昼のテイクアウトや家からもってくる
お弁当にも必ずスープがついていました。
漢方食材や、太陽の恵みをいっぱい浴びた乾物、
様々な薬効を持つ季節の野菜をくみあわせて作る、
食欲が無くてもスープを飲むと、その後のごはんがするすると入っていくとか。
香港の人々にとってスープは
元気と活力の源なんだなぁと感じていました
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